【1年目の時短術】普段している先生の仕事をちょこっとの工夫で時短する方法
小学校の先生をしていると、日々業務に追われ、
普通に仕事をしてしまうと残業なんて当たり前です。
長時間労働の結果、体調を崩し辞めてしまう先生も何人も見てきました。
しかし残業を減らしたいと言っても
- どうやったら残業を減らせるかわからない. . .
- 仕事の量が多すぎて、早く帰るなんて無理!
と言う方が多いのではないでしょうか?
私も休み時間に子どもと遊ぶ時間が欲しい。
早く帰って趣味の時間を満喫したいと日々思っていました。
そんな中SNSで小学校の先生がやっている時短術を調べると、
私でもできそうなことがたくさん♪
それから実践して1年。
今まで20時まで仕事をするのが当たり前だった私が、18時に帰れるようになりました。
というのも、実は日々やっている先生の仕事を少し工夫するだけで、
少なくとも1時間は短縮できるからです。
というわけで
- 時間を有効に使って効率よく働きたい
- 教育の質を下げずに、時短する方法を知りたい
という方に向けて、
現役小学校の私が1年目の先生でもできる時短術を丁寧に解説していきます。
この記事を読むと、少なくとも今より1時間早く帰ることができます。
そして子どもと関わる時間や教材研究に充てる時間の確保も実現します。
結論は、この5つの場面で時短術を使えばOK!
- ①宿題チェック
- ②テストの丸つけ
- ③プリントの印刷
- ④音声入力の活用
- ⑤授業づくりの書籍購入
音声入力は、他の記事にはないと思うよ〜
小学校の先生の現状(残業時間、働き方)
・小学校の先生の仕事って大変ですか?
・残業ってどのくらいあるのですか?
など最近では、Instagramの方でたくさんの質問をいただきます。
そこで、ここでは小学校の先生の現状を包み隠さず伝えます!
私の勤務した学校の先生の様子なので、かなりリアルだと思います♪
何でも答えるから、たくさん質問してね!
出勤、退勤時刻は何時くらいですか?
全体的に7時半〜8時までに来る先生が多いです!
比較的、朝はゆっくりなイメージです。
子どもたちが、8時くらいに登校して来るので、
それまでに教室に上がって待っておくという先生が多いです。
退勤時間は、人によって大きく変わります!
私の感覚ですが、10人いたらイメージとしてはこんな感じ♪
・定時退勤・・・1人(出勤がものすごく早い先生)
・18時まで・・1人(小さいお子さんがいる先生)
・19時まで・・2人(校務分掌が軽いベテランの先生)
・20時まで・・3人(1年目の先生や主任の先生)
・20時以降・・3人(教務主任、教頭、土日も出ている先生)
これは、私の経験則によるものなので、あくまでも参考までにしてください!
遅くまで残って仕事をする先生は多いよ〜
月の残業はどのくらいですか?
私が、1年目の時は、大体こんな感じでした。
4月・・・50時間 (学級開きや職員会議が長い)
5月・・・40時間 (運動会に向けての準備)
6月・・・45時間 (プール学習)
7月・・・50時間 (学期末の成績付け)
8月・・・12時間 (夏休みを満喫)
9月・・・50時間 (音楽会の準備、放課後練習)
10月・・40時間 (学習発表会の準備)
11月・・60時間 (指導案を作成)
12月・・70時間 (研究授業の準備、成績付け)
1月・・・70時間 (研究授業実施、成果報告)
2月・・・30時間 (6年生を送る会の準備)
3月・・・50時間 (学年末業務、指導要録)
つまり、働きすぎでした!
しかし、私は、土日出勤をせずにこの残業時間でした。
中には、同じ1年目の先生で月に100時間を超えた人もいました!
ちなみに、学級崩壊した年(教員3年目)は、
100時間を超えた月は、4回ありました。
時短術を知らないと、時間がいくらあっても仕事が終わらない. . .
何に1番時間がかかりますか?
ズバリ、授業準備です!
担任になると、毎日5時間程度授業をします。
その準備に、1年目は時に時間を取られます!
なぜなら、
・どんなふうに授業を進めていけばいいのか
・板書計画の作り方
・活動をどう取り入れていいのか
などの悩みがあるからです。
さらに、1年目は、初任者研修があり、自治体によりますが
2週間に1回は、研究授業をする必要があります!
そのための準備や指導案作成にものすごく時間がかかります。
でも授業準備の時間って、学校や学年の仕事が終わってからになるので、19時からとかになってしまうんだよね。
1年目の先生でもできる5つの時短術
もう一度、確認します!
- ①宿題チェック
- ②テストの丸つけ
- ③プリントの印刷
- ④音声入力の活用
- ⑤授業づくりの書籍購入
この5つの場面で使える時短術を紹介します!
知っているか知らないかで、働き方が大きく変わりますよ〜
①宿題チェック
宿題チェックは必ず朝8時半までには終わるようにします。
まず、登校した子からすぐに宿題を出させ、
宿題の確認や丸付けフィードバックをすぐに行います。
この時に子どもと会話をしたり、宿題の出来を褒めたりすることがとても大切です。
子どものやる気アップにもつながり、宿題への意欲も高まります。
宿題チェックが朝までに終われば、かなり時短になるね♪
②テストの丸つけ
国語、算数、理科、社会、外国語など、
担任の先生が丸付けをするテストはたくさんあります。
テストの丸つけの時短はこの手順で行います。
○出した子のテストからすぐに丸付けを始める
○テストでは、丸だけをする。
○返却時に、名簿に点数を記入して返却をする
この3つです。
テストの時間には、その教科のテストと読書や自習をセットにして行います。
子どもがテストをしている間に、
期間巡視をして間違っている問題を記録しておくと、
丸付けがより速くできます!
クラスの人数が多いほど、効果的な時短術!
③プリントの印刷
プリント学習は基本出しません。
これが大きな時短につながります。
ではどうするかと言うと、
教科書やドリル問題を使ってノートに書かせる
タブレットドリルを活用して採点の時間をなくす
タブレットドリルを使えばプリントの印刷、配布、採点、返却の手間がなくなり、
かなりの時短になります。
どうしてもプリントで宿題や学習をさせたい時は、プリントを大量にストックしておきます。
長期休業中に宿題プリントを印刷してストックしておけば、
日々のプリントを印刷する時間はなくなります。
プリントは、なるべく使わない方がいいよ!
④音声入力の活用
スマホやiPadなどの端末を使い、
学級通信や所見の下書き、行事の反省などの文章を音声入力で行います。
メリットとしては、すきま時間(通勤中や登校指導)に
文章を作成することができるということです。
音声入力で下書きができていれば少しの手直しして文書が作成できます!
私は、通勤時間(往復1時間程度)で学級通信の文面を音声入力で
作っていますが、ものすごく時短になりました♪
音声入力は、ものすごく時短につながるよ〜
⑤授業づくりの書籍購入
1から教材研究をすると、とても時間が足りません。
大切な考え方としては、「授業はまねすることで上手になる」
という事です。
まねをすれば大外れしない授業が1年目の先生でもできます。
授業の流れが書いてある、板書が書いてある書籍を購入し、
子どもに合った発問や活動を少し工夫すれば、
自分の学級オリジナルの授業になるので、それでOKです♪
というか、充分すぎます!
教科書の指導書通りでいいんだよ♪
子どもの協力が必須
私は、先に紹介した5つの時短テクニックを使うにあたり、
子どもたちの協力がとても大切だと思います。
そこで私が子どもたちに実際に伝えている内容を載せます!
先生は、みんなと休み時間に遊んだり、たくさん話をしたりすることが大好きです。
そこで皆さんにお願いがあります。先生が時間がかかる仕事は、宿題チェックやテストの丸つけです。
宿題チェックでは毎朝必ず学校に来たらすぐ出してください。
テストでは終わったら先生のところに持ってきて、その後は静かに読書や自習をしてください。
みんなのおかげで、先生もみんなと遊ぶ時間や話す時間ができることを楽しみにしています。
4月の最初の3日間のどこかでしっかりと時間を取って伝えます♪
先生の思いを伝えるのって、すごく大切だね♪
まとめ:時短術を駆使して教育の質を上げよう!
1年目の先生でもできる時短テクニックはこちら!
- ①宿題チェック
- ②テストの丸つけ
- ③プリントの印刷
- ④音声入力の活用
- ⑤授業づくりの書籍購入
この5つの時短術を使えば、教育の質は向上します!
その理由は、先生自身に心と時間の余裕が生まれるからです♪
心の余裕があれば、一人ひとりの子どもに寄り添うことができ、
時間の余裕があれば、教材研究などの子どもに直接還元できる勉強の時間を確保できます!
時短術は、学級経営に密接につながっているのです♪
最後まで見てくださりありがとうございました。