【1年目の先生】学級崩壊を防ぐために絶対すべき言葉の指導!
学級崩壊をするクラスの特徴として、子どもたちの言葉遣いが挙げられます。
言葉遣いが悪い子どもは平気で、人を傷つけ、そして自分自身も傷つけています。
自分に自信がなくなったり、自己肯定感が低くなったりして、
子どもたちはどんどん荒れていきます。
- 皆さんの学級は、どんな言葉で溢れていますか?
- 言葉遣いの指導で悩んでいませんか?
実は、4月、5月に言葉の指導をしっかりすると、
子どもたちは普段使う言葉を意識していきます。
私は毎年、4月に言葉の指導を行い、子どもたちが教室で使う言葉を書き出して、
学級経営に役立てています。
この記事では、言葉の指導をどのように授業で取り扱っていくのかを
詳しく丁寧に解説していきます。
この記事を読むと、学級崩壊を防げる言葉の指導を詳しく知ることができ、
真似するだけで学級の雰囲気を良くすることができます。
ぜひ、1年目の先生にはやってほしいです!
結論は、この5つのステップを踏めば大丈夫です♪
言葉には、人を幸せにする力と不幸にする力がある。
使いたい!言われたい言葉を考える活動
使わない!聞きたくない言葉を考える活動
子どもの意見を見える化し、掲示する
言葉を意識する生活を習慣づける♪
ステップごとに解説していきます。
一緒に学級崩壊を防ごう!
言葉の指導はなぜ大切なのか?
それは、学級崩壊と結びつくからです!
私は2年前に学級崩壊を経験しました。
その時の学級の様子は、汚い言葉遣いや人を傷つける言葉で溢れていました。
そんな学級の様子なのでいじめや暴言、暴力の問題が
ほぼ毎日発生して、教員、目を離せない状況になりました。
一部の保護者さんからは、監視カメラをつけろと言われたこともあります。
そのような環境にいる子どもたちは、
平気で人を傷つけ、自分自身の心も犯していました。
一度言葉遣いが乱れると、指導して良い言葉遣いに戻るのに、長い時が必要になります!
なので、4月5月に、言葉の指導をきちんとして、
正しい言葉遣い・言葉の環境で学校生活を送るようにする必要があるのです。
学級崩壊と言葉の指導は結びつくね〜
4、5月にするべき言葉の指導5ステップ
言葉の指導の必要性を認識したところで、
実際にどうやって指導していくのか具体的に見ていきましょう!
言葉の力を教える
まず、最初に教師から言葉の持つ力を伝えます。
- 言葉には2つの側面があること
- 言葉は誰にでも平等に使うができる
を説明します。
言葉の2つの側面とは、人を幸せにすること、人を不幸にすることです。
発達段階に応じて説明する必要はありますが、
今までに友達や家族に言われた言葉でうれしかったことや、幸せだった事はある?
と聞くと、ほとんどの子が手を挙げます。
反対に言われて嫌だったことや、傷ついた経験ってない?
と聞くと、これまたみんな手を挙げます。
このように子どもたちとやりとりをしながら、
言葉には人を幸せにも不幸にもするということを伝えます。
そしてそれは誰にも簡単に使うことができることを強調します!
「じゃあ、どんなふうに自分は言葉を使いたい?」
と問いかけ、その後の活動につなげていきます。
教師の真剣な思いって伝わるよね♪
教室に溢れさせたい言葉
言葉の力を伝えた後で、
自分たちの学級に溢れさせて言葉(使いたい言葉)を考えさせる活動を行います。
私は付箋を使って、グループワーク→全体発表の流れで、子どもたちの意見を共有します。
「ありがとう」や「大丈夫?」「すごいね」「上手だね」などの言葉が出ます。
考えにくい子が多いので、1人ずつ、声をかけて回りましょう♪
子どもたちの素直な意見がたくさん出るので、褒めて回りましょう😃
教室が、温かい雰囲気に包まれるよ〜
教室からなくしたい言葉
やり方は、溢れさせたい言葉の活動と同じです。
異なる色の付箋になくしたい言葉をどんどん書いていきます。
「死ね」「馬鹿」「あほ」「くそ」などの言葉が出てきます。
こちらは子どもたちは考えやすいので特に声をかけたりはしません。
汚いそういう言葉を書きにくい児童には無理には欠かせません。
「こういう言葉って、書くのも聞くのも見るのも辛いよね」
と共感してあげましょう。
後は、同じようにグループワーク→発表で全体に共有します。
汚い言葉は、文字数が少ないことに気づかせよう!
成果物を掲示する
あふれさせた言葉、なくしたい言葉を発表された時は、
教師が模造紙に書いて成果物を作っていきます!
子どもたちは自分たちが発表した意見が紙に書かれるので、
どんどん発表していきます。
そして出来上がった時、学級の成果物を掲示します。
掲示をすることで振り返りがしやすくなったり、子どもたちが毎日意識するようになります。
みんなで出した意見って意識しやすいね♪
言葉を大切にした子を褒める
最初のほうは、教師から掲示物を確認するように促し、言葉を大切にするように習慣付けます。
そして、言葉を大切にした子を即褒めることが重要です!
- 「ありがとう」「すごいね。」「上手だね」という言葉を使った子
- 良くない言葉を使った友達を注意する子
- 注意されて反省をし、言葉遣いを改める子
このような子どもを見つけるように心がけ、全体に価値づけていきます!
教師が褒めることで、子どもたちはより言葉を大切にしていきます。
ここが一番重要な場面!
私が参考にしている書籍
このような言葉の指導や、学級崩壊を防ぐために、
私が参考にしている書籍を紹介します!
それは、こちらです♪
☆菊池省三 365日の学級経営 8つの菊池メソッドでつくる最高の教室
この本は、言葉のシャワーで有名な菊池省三さんの実践を通して
学級経営のコツを学ぶことができます!
よかったら、一度購入し、読んでみてくださいね〜
こちらの記事を読んでいただければ、安心です!
知識って、教員に取ってすごく大切なんだね♪
5つのステップを踏んで、学級崩壊を防ぐ!
以上、学級崩壊を経験した私が、学級崩壊を防ぐために
絶対に行うべき言葉の指導方法について解説しました!
おさらいすると、こんな感じ♪
☆5つのステップを踏んで楽しく言葉の指導
言葉には、人を幸せにする力と不幸にする力がある。
使いたい!言われたい言葉を考える活動
使わない!聞きたくない言葉を考える活動
子どもの意見を見える化し、掲示する
言葉を意識する生活を習慣づける♪
もし、実践の中で分かりにくい、もっと詳しく聞きたいところがあったら、
【問い合わせ】のところから、コメントしてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪