子どもと関係を作る3つの方法
小学校で採用されると、4月からいきなり担任を任せられます。
まだ、右も左も分からない中、始業式、学級開きと担任として業務が始まります!
私も、数年前に小学校の先生として採用され、1年目に担任をもちましたが、
- 子どもに何を話したらいいの?
- どうやって子どもと関係を作っていけばいいの?
と子どもとの関わりについての悩みがあとを立ちませんでした。
正直に言うと、4月に子どもとの関係づくりに失敗すると、
1年を通してものすごく苦しい学校生活になります。
隣の学級では、担任の先生とうまく関係が築けなかった子どもが、4月から暴れていました。
というわけで、
- 子どもとよい関係を作るにはどうすればいいの?
- 4月には、どんなことを意識して子どもと関わればいいの?
という方に対して、現役小学校教員の私が、
子どもとの関係づくりにすべき3つのことを丁寧に解説していきます!
子どもとよい関係を築ければ、1年間楽しいね〜
この記事の目次
子どもとの関係は普通にできないの?
結論!子どもとの関係は、意識して作らないとできません!
え?子どもとの関係って、普通に授業をしたり、
一緒に過ごしたりすればできていくんじゃないの?
と思ったあなたは、少し注意が必要です!
授業では、学習内容を教えたり、生活態度の注意をしたりします。
子どもとの関係ができていないと、注意しても子どもは言うことを聞きません!
それどころか、反抗するなど、人間関係が悪くなってしまう危険性が高いです。
想像してみてください。
大人も、信頼できる上司に叱られるのと、信頼できない上司に叱られるの
どちらが受け止めやすいか分かると思います。
子どもだって、同じです。信頼できる先生に教えてもらったり、指導をしてもらったり
すると、素直に受け止め、反省することができるのです♪
しっかり、子どもとの関係を作っておかないと、4月から苦しい月になってしまいます。
関係ができてないうちは、強く叱ることには要注意だね〜
子どもとよい関係を作る方法
では、初めて会う子どもたちとどうやって関係を作っていけばよいかというと
- 昼休みに子どもと遊ぶ。
- 朝、子どもとお話をする。
- 自己開示をする。
の3つです!
特に4月は、この3つを意識して子どもとの関係を作っていくことがとても大切です!
順に解説していきます!
① 昼休みに子どもと遊ぶ。
小学校には休み時間が午前と午後にあります。その時に子どもと、とにかく遊びましょう。
外でサッカーをするのもよし、中でトランプや縄跳びをしてもいいと思います。
一緒に遊ぶことで子どもとの関係が徐々にできてきます。
子どもは一緒に遊んでくれる先生が大好きです!
- えっ、でも丸つけや宿題チェックで時間がないよ〜
- 授業準備をしないといけないよ〜
こんな悩みをもつあなたは、こちらをご覧ください!
時短できる仕事は、どんどん時短して、
4、5月は子どもと一緒に遊ぶ時間を確保しましょう!
毎週、水曜日と金曜日は一緒に遊ぶ日とか決めるといいよ♪
② 朝、子どもとお話をする。
朝、子どもが教室に入ってきたら、「おはようございます!」と先生から挨拶をしましょう!
この後が重要!
挨拶だけで終わっている先生が多いですが、これがもったいないです。
その後に、昨日のテレビ番組の話やスポ少、習い事の話など、
子どもが話しやすい内容を話題にします。
すると子どもたちは、おしゃべりが止まらなくなります♪
子どもは、自分の話を聞いてくれる先生が大好きです!
毎朝、話していると子どもは朝から嬉しい気持ちになり、先生のことを信頼していきます。
子どもは、たくさん話を聞いてほしいんだね♪
③ 自己開示をする。
先生の方から、自己開示をするということです。
すると、子どもたちも自分のことを教えてくれます!
自己開示をしてくれる人って、なんだか安心しませんか?
子どもは、こういうことにとても敏感ですし、新しい先生のことに興味津々です。
例えば、学級開きでの自己紹介での場面。
・好きな食べ物や苦手な食べ物
・好きな教科(子どもの頃)
・今、はまっていること
このようなことを言うと、「私、先生と一緒だ!」や「先生と〇〇のことを話してみたい!」
と子どもたちは、先生に興味津々!共通の話題ができ、会話が始まります♪
つまり、子どもは自己開示をしてくれる先生の事を信頼していきます。
そして先生が自己開示したことによって、
子ども自身も自分のことを話してみたくなるのです!
先生の自己紹介って、意外に大事なんだね♪
子どもとの関係ができたら起きること
先に紹介した3つのことをすれば、必ず子どもとの関係はできてきます!
こうして、子どもとの関係ができてくると、クラスはこう変わります♪
- 子どもの声や表情が明るくなる
- 朝の挨拶がしっかりできる子が増える
- トラブルの指導では、子どもが本音をぶつけてくれる
- 先生の思いや指導が伝わりやすくなる
- 授業で、たくさんの子が発表するようになる
- 先生のお手伝いをしてくれる子どもが増える
- 悩みがあったら、自分から相談しにくる子が増える
- 保護者との関係も良くなる!
どうですか?想像しただけで、とてもいい学級になっていませんか?
最後の「保護者との関係も良くなる!」を強調します。
なぜなら、子どもとの関係を作ることが、保護者との関係を築く1番の近道だからです。
子どもが、家に帰って
・学校の話を楽しそうにする。
・先生のことや先生と話したことを楽しそうに伝える。
こんな我が子を見たら、保護者は
「うちの子は、クラスでうまくやっているんだ。」
「先生が、うちの子をよく見てくれているんだ!」
と嬉しく感じます。
このようにして、先生と子どもとの関係は、先生と保護者との関係構築につながるのです!
保護者との関係づくりは、記事にしてあるので見てね。
まとめ:3つのことを意識して4月を過ごそう!
「4月から担任です!子どもとの関係づくりどうすれば?」
こんな悩みをもつ先生にぜひ、見てほしいと思います!
- 昼休みに子どもと遊ぶ。
- 朝、子どもとお話をする。
- 自己開示をする。
4、5月が、学級経営の上でも勝負の月です!
4、5月を上手に乗り越えれば、1年間は大崩れしないでしょう。
焦らず、少しずつ子どもとの関係を作っていけば、大丈夫です。
応援しています!何かありましたら、メッセージください♪