\あまり知られていない/小学校の先生の給料事情
いきなり、結論を言います。
小学校の先生は、一般的な会社員に比べて給料は
そこそこいいです。
そうは言うけど、
- 残業代は出ないんでしょ
- 月の手取りは?ボーナスはどのくらい?
- 昇給で給料はどのくらい増えるの?
と思った方が多いではないでしょうか?
私も、1〜3年目の時
・たったこれだけしかもらえないのか…
・この先、どのくらい増えるのかな?
と気になって、ネットを調べまくりました。
しかし、出てくるのは、住んでいる地域ではない都会の先生の平均年収ばかり。
そこで、私は先輩に聞きまくり、情報を集めました!
すごく聞きにくかったけど、10人の先輩に聞いたよ♪
というわけで、
- 小学校の先生の給料について知りたい!
- 具体的な数字(月給、手取り、ボーナス、手当など)を教えて♪
- どのくらい給料が上がっていくのか知りたい!
という方に対して、10人の先輩教員から聞いた私が、包み隠さず伝えていきます!
私の1年目の年収・月給・ボーナス
早速、結論からお伝えします!
1年目の小学校の先生の年収は、約313万円
この金額は新卒1年目にしては、そこそこもらっています。
「新卒年収」で検索すると、
「約200〜250万円」と出てきます。※参考文献 令和元年度賃金構造基本統計調査
全業種の平均年収から見ると、50万円以上は高い!という事実。
続いて、年収を月給とのボーナスに分けて見ていきます。
月給:額面 約22万円
内訳 基本給料 20万円
調整額 8000円
教員特別 2000円
通勤手当 1万円 (自宅から勤務地まで20km 車通勤)
計 22万円
手取り約17万円(住民税なし 2年目から徴収される。)
私は、実家から通っていたので、住居手当は出ていません。
住居手当は、自治体によって変わると思いますが、
私の自治体では、最大27000円まで支給されます。
22万円ももらえるんだ。すごい♪と思ったあなた!
手取りの額を見ましたか?
22万円から色々引かれて、手元に残るのは17万円ほどです。
所得税:5000円
共済短期掛金:1万円
共催長期掛金(厚生):2万円
共催長期掛金(退職):1000円
互助会掛金:2000円
この他にも、給食費、生命保険、PTA会費、駐車場代など
これらを全て合わせると、約5万円になります!
よって手取りは22万円ー5万円=17万円となります。
実家暮らしなら大丈夫ですが、一人暮らしだと手取り20万円を切るとしんどいですね。
(住居手当を入れても、手取りで20万円はいかない!)
地方は、手取りで20万円に届かない。
続いて、ボーナスについて解説します。
ボーナスは、6月と12月に支給されます!
私の自治体では、6月30日と12月10日です。
私の1年目は、6月に13万円(額面)
12月に36万円
1年目の6月は、少しボーナスが少なめですが、1年目に
ボーナスだけで、49万円ももらえる仕事は中々ありません♪
まとめると、
月々 22万円 × 12 + (49万円)=313万円
となります。
ボーナスの多さに感激する〜
給料の上がり方(昇給)について
毎年、1月に昇給があります。
1⇨2年目になる1月に、私は1万円ほど月給が増えました!
営業成績やノルマがないのは、公務員の良さですね。
さらに、
ボーナス=月給×職務段階別加算額×勤務成績率×勤務期間で決まるので(詳しくは割愛します)
月給が上がると、ボーナスも増えます!
私の2年目のボーナスは、
6月、12月合わせて70万円近く出ました♪
さらに特別支援学級の担任になると
約1万円ほど月給が上がります。
ボーナスにも反映されるので、年収も大きくアップしますね!
ちなみに、私の2年目の給料は
月々23万円 × 12 + 70(ボーナス)=346万円
2年目は、年収が大幅アップ♪
5年目27歳の給料告白
5年目は、特別支援学級の担任でした!住居手当なしの年収を言います。
ズバリ、457万円 でした!
月給は、29万円ほど(扶養なし、住居手当なし、子どもなし)
税金で6万円ほど引かれて、手取りは、約22万円ほど。
ボーナスは、年間で110万円!(手取りで92万円くらい)
ついに3桁になりました♪
まとめると、
年収は、29×12+110=457万円
手取りは 21.5×12+92=350万円
というようになります。
dodaの調査によると、全年代の平均年収は403万円。
27歳の平均年収は、369万円なので
私(小学校の先生)の年収は平均よりも100万円近く高いことがわかります!
※参考資料 https://doda.jp/guide/heikin/age/#anc_age_01
小学校の先生は高級取りなんだね♪
おまけ:充実した福利厚生
ここでは、小学校の先生の福利厚生についてちょこっと紹介します♪
私が詳しいかつすごくお得だなと思うものだけ厳選しました。
この4つです!
- ① 有給休暇×長期休み
- ② 私傷病休暇
- ③ 互助会の積み立て貯金
- ④ 育児休暇制度
順に見ていきましょう!
① 有給休暇×長期休み
福利厚生と呼んでいいのか疑問ですが、このメリットが1番大きいです!
有給休暇は、毎年20日支給されます。
1年目は、15日しかありません。
最大で40日までためることが可能ですが、
正直、担任をもつと、平日には休みにくいです。
しかし、夏休みなどの長期休みの時には、有休が存分に使えるという
先生ならではの使い方があります。
これが最強です!
私の自治体では、夏休みに閉庁日(学校に日直をおかず休業日にする)があります。
その前後に有休を使えば、10連休を作ることもできます。
周りの先生方は、海外に旅行に行かれています〜
② 私傷病休暇
怪我で入院した、病気で仕事に出られない、精神病(うつ病、適応障害など)で
仕事に行けないなど、幅広い緊急時に対応してくれる休暇制度。
一定期間までは、給料の満額が出ることが多いです!
一定の期間を過ぎても、給料の3分の2は補償されるので、すごくありがたい制度です。
③ 互助会の積み立て貯金
年利は、何と驚異の1%!
100万円を貯金しておくと、ほっとけば、1年で101万円になるという計算!
銀行に預けても、こうはいきません。
普通預金の1000倍の年利の貯金です。
本当におすすめです。
私は、毎月5万円、ボーナス時には10万円ほど、ここに貯金して来たので
300万円近く貯まっています。
つまり、来年には何もしなくても303万円になっているということです!
④ 育児休暇制度
私の友達が、赤ちゃんを産んだので詳しく聞いてみました!
1年で230万円程度もらえているとのことでした!
子育てしやすい職業って大切ですよね。
イメージ通り、福利厚生は充実してるね♪
まとめ:小学校の先生の給料
お金のことばかり、書いてしまいました。
ダラダラと書いたので、まとめますと
- 1年目の年収は約313万円
- 昇給は1月で、1万円ほど月給アップ!
- ボーナスは、6月と12月でかなりの額がもらえる♪
- 同世代の平均年収を大幅に超えている。
となります。
正直、月々の給料は「う〜ん」と思うところもありますが
ボーナスは本当にたくさんもらえて嬉しいです♪
小学校の先生の給料のことを多くの人に知ってもらいたいです!
お金の話って大切〜