自己紹介

\崖っぷち教員でした/ 私の教員人生告白!

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最近、インスタグラムの方で

  • 4月から小学校の先生になります!不安ですが、頑張ります。
  • 新社会人ですが、いきなり担任としてやっていけるでしょうか?

のような質問やご意見をいただきます。

私は、どんな質問にも「大丈夫ですよ。無理せずやっていきましょう!」とお答えしています。

その理由は、小学校教員として崖っぷちを経験したから。

詳しく言うと、

学級崩壊⇨適応障害⇨病休み⇨教員復帰です。

というわけで、

  • 学級崩壊ってどんな状況になるの?
  • 学校に行けなくなる先生ってどんな状態なの?
  • なんで、復帰しようと思ったの?

と思った方に対して、詳しく説明していきます!

のんびゅん
のんびゅん

生々しいところもあるよ〜

この記事の目次

01  1〜3年目は、充実した日々の中にも大事件が2つ!

02  運命の4年目(異動先にて)

子どもとの関わりで大きなミス

いじめや教師が排除される

適応障害を診断される

03  まとめ:みなさんに伝えたいこと!

1〜3年目は、充実した日々

新社会人1年目

初任地は、大規模の学校。

1学年3クラスある、3年2組を担任することになりました。

1組は学年主任、3組は4年目の先生でした。

本当に1年目は、何も分からず聞いてばかりで、

・印刷機の使い方

・ものの場所

・職員室でのマナー

・教材の発注方法

・テストの選定

・授業の作り方

・自己紹介のコツ

など、初歩的なことが分からず、毎日くたくたでした。

しかし、同じ学年の先生(学年部)が優しく教えてくれたので、

少しずつ、仕事にも慣れてきて成長していきました。

学級の方は、数人の女児に手を焼きました。

トイレで髪を切ってみたり、友達の連絡帳に落書きをしたりとはちゃめちゃでした。

毎日、子どもへの指導、親への連絡を通して、その子たちも少しずつ改善していきました。

子どもの成長する姿を見て、「教師って素敵だな♪」と思いました。

しかし、この時隣の主任のクラスは、数人の男子が校長室に行き、

担任変えてくれ!あいつ大っ嫌い

と訴えていました。

そして、主任はしばらく学校には来なくなりました。

この時は、子どもと先生って合わない時もあるんだな程度しか思っていませんでしたが、

学級崩壊は、ベテランの先生でも起こりうることを学びました!

のんびゅん
のんびゅん

学級崩壊は、誰にでも起きるもの。

2年目

2年目は、そのまま持ち上がりで4年生を担任しました。

子どものことを分かっていたので、ビシバシ指導しました。

信頼関係には、自信がありましたが、2年目は

学習についていけない子への支援に手を焼きます。

その子は、字を正しく書けませんでした。ノートには、いつも斜めの汚い字。

ノートに書く場面でも友達と話したり、寝たりしていました。

2年目の私は、厳しく指導しました!サボっていると思っていたからです。

しかし、いくら厳しく指導してもその子はノートに字を書きません。

私もいつも叱ってばかりで、嫌になり特別支援学級の先生に相談しました。

すると、発達検査をしてみましょうと提案を受け、すぐに実施。

結果は、目の動きと漢字のとらえに課題がありました。

結果を受け、その子にあった支援をしました。

具体的には、

  • 板書は、めあてとまとめをノートに写す
  • 板書をメモに写して、メモを見てノートに書かせる
  • 週に1回程度、プリント(字形をとらえる)をする

などです。このようにすると、その子は授業にも積極的になり発表をし始めました。

私は、特別支援教育の大切さを学び、もっと勉強しなければと感じました。

のんびゅん
のんびゅん

子どもの特性をちゃんと見ることって大切だよね♪

3年目

3年目は、初の6年担任を経験!

子どもたちは、すごく落ち着いていていました。

しかし、学年で一部目立つ子たちがいて、その子たちに手を焼きました。

具体的には、

  • うちのクラスの子が、ボコボコにされる。
  • ハサミやカッターナイフを持ち出し、友達を脅す。

この2つの事件は、今でも鮮明に覚えています。

○うちのクラスの子が、ボコボコ

うちのクラスのその子はm、もともと学校に来にくい子で、学習にも遅れがありました。

5年生では、担任とその子、保護者が揉めて関係はギクシャクしていました。

私は、細心の注意を払いながらも、その子と辛抱強く関わりを続けて結果、

信頼関係ができてきて、保護者さんにも

「先生になら、安心して任せられる!」と言っていただきました。

そんな中、起きたのが、隣のクラスの2人にボコボコにされる事件!

休憩時間に起き、すぐさま事情聴取、保護者連絡をしました。

「先生、やり返したい!怒りが収まらないから学校に行っていい?」

と保護者に言われ、校長室で何時間もお話をしました。

その結果、「日頃から先生にはお世話になっているので、お任せしますわ

と言っていただきました。

早めの連絡と日頃からの保護者との関わりで救われた一件でした。

のんびゅん
のんびゅん

早めの連絡ってほんとに大切だね〜

ハサミやカッターナイフを持ち出し、友達を脅す

2つ目のこの事件は、隣の主任のクラスで先生がいない、朝自習の時間に起きました。

1人の子はハサミでもう1人はカッターナイフを相手に向けて脅した事件。

さらに、ハサミで脅した子は、相手の子の腕をハサミで挟んだことが明らかに!

この一件は、管理職の判断により保護者会を開くことになりました。

情報収集と全体指導

・当事者への聞き取り

・学年集会を開き、全体指導

学級役員を集め、保護者会の検討

・保護者会を開くかどうか

・保護者会での進め方

保護者会開催

管理職が進行、学年主任が説明

このような手順を踏んで、保護者会を開きました。

保護者会では、保護者から建設的な意見がたくさん出て、

・子どもとどう関わっていくか

・子どもの心のケアをどうしていくか

など、前向きな会になりました。

のんびゅん
のんびゅん

保護者の皆様の協力的な姿に感心したよ〜

運命の4年目(異動先にて)

私は、4年目に異動しました。ここで、本当に苦しい経験をしました!

簡単に言うと、

女児との関わりで大失敗⇨学級崩壊(保護者会)⇨病休(適応障害)

です。順を追って説明していきます。

女児との関わりで大失敗!

異動した学校では、5年担任を任せられましたが、

いきなり4月に、女児との関わりで大失敗!しました。

その後は、こんな感じです。

① 休み時間の関わりで失敗!

② その日の放課後に保護者から、「お前、うちの子に何しやがった」と電話が来る。

③ すぐに、謝罪をしに家庭訪問。訪問先で、罵倒されるも何度も謝罪。

④ 次の日には、他の子や保護者に噂がどんどん広まる。

黄金の3日間と言われる、始業式が始まって最初の3日間にミスをしました!

① 休み時間の関わりで失敗!

学級開きの3日間は、

子どもとの関係づくりのため、休み時間に一緒に遊ぶことを大切にしています♪

一緒に遊ぶことで会話が生まれ、徐々に信頼関係ができてくるのです。

どの校長にも褒められてきた行動でしたが、そこで私は失敗をしました。

その日は、砂場で1人だった女児児童に話しかけました。

最初は緊張している様子でしたが、

慣れてくると次第に、「勉強嫌い!」「掃除サボりたい!」など

ふざけて冗談を言うようになりました。

私も一緒に冗談を言って楽しく会話したつもりでした。

②その日の放課後、保護者から怒りの電話が来る。

砂場で遊ぶ女児と楽しく話したその日の夕方、

「〇〇先生は、どいつだ!」と怒るその子の父から電話があり、

15分くらい怒鳴られまくりました。

どうやら、休み時間に私が言った冗談がその子を傷つけたらしい。

その子は私の冗談を聞き、

怖い。学校行きたくない。」

と言ったそうで、それを聞いた両親が激怒し、電話をかけて来ました。

私の頭の中は、パニックになり、過呼吸になりました。

電話で話しても解決しないので、校長、教頭と共に家庭に伺い、

経緯を詳しく説明しました。

明らかにこちらの落ち度なので、ひたすら謝まりました。

「これでうちの子が学校に行けなくなったらどう責任を取るんだ!」

と言われ、裁判になったらどうしようと吐き気がしてきました。

④ 次の日には、他の子や保護者に噂がどんどん広まる。

その子は、次の日からしばらくお休みをしました。

「先生、〇〇さんは、どうしてお休みなの?」と子どもたちから

聞かれるも、私は何も答えれませんでした。

そして、しばらく休みが続くと、噂はどんどん広まっていきました。

中には、事実とは違うことも盛り込まれていました。

しかし、被害にあった女児の保護者が、「保護者会で説明は避けてほしい。」

と言われたので、何もできないままでした。

のんびゅん
のんびゅん

この時は、何も食べれない日々が続いたな〜

学級崩壊

しばらくして、6月に学級崩壊が起きました。

大きな原因は、

  • 4月に起きた担任の信用失墜行為
  • 去年から解決していない、いじめの再発

の2つでした。

担任の信用が完全に落ち、指導が全く入らなくなりました。

子どもたちは、授業中に喋りたい放題、消しゴムを投げて遊ぶなど

授業なんて成立しませんでした。

その度に怒る私。子どもたちとの関係は最悪に。

また、4年生の時に起きたいじめが再発。色々と話を聞くと、

当事者の中で納得できていなく、不満が爆発。

すれ違うたびに陰口を言ったり、にらんだりすることが日常茶飯事に!

一方の子が、体調を崩し保護者からの連絡で発覚しました。

情けないことに、いじめひとつにも気づけない担任だったのです。

何度、いじめ解決に向けて話しても、去年のことが原因なので

事実確認ができず、全く解決に進みませんでした。

さらに、1対1のいじめから、両者にそれぞれ味方する女児がつき、

6対2のいじめが勃発しました!

その対応に、明け暮れ、夜の12時を過ぎても帰れないことが続きました。

普段から、人を傷つける言葉が飛び交うようになったので、

学級の様子を保護者に伝えるために、保護者会を開きました。

そこでは、結局4月の担任の言動に問題があると指摘され、

保護者の前で私が、謝罪ばかりする会になってしまいました。

のんびゅん
のんびゅん

どんどん私の心も蝕まれていった。

学校に行けなくなる(病休)

2学期に運動会があり、私は体育主任として運動会を担当していました。

それが終わった11月ごろから、私は完全に気力を失いました。

毎朝、早朝覚醒。吐き気が止まらず、遂にギブアップしました。

精神科を受診すると、適応障害と診断され、服薬を開始しました。

一人暮らしで、孤独な日々でした。

まさか自分がこんな状態になるとは、と絶望しました。

私は、11、12、1月と病休をもらいました。

休みをもらうと、一気に症状が回復しました。

この頃私には、この先の不安が押し寄せていました!

  • 教員に復帰できるのか?
  • 転職した方がいいのか?
  • 働けなくなると、お金が底を尽きるのではないか?

症状が回復してからは、転職のことばかり考えていました!

また、お金がなくなる心配から、資産形成の勉強も始めました。

のんびゅん
のんびゅん

人生を見直す時期になったね〜

まとめ:みなさんに伝えたいこと

ここまで、長々と私の教員人生を伝えて来ましたが、

伝えたいことは、

  • 学級崩壊は、誰にでも起きうること
  • 教員以外の道も考えておくこと
  • 苦しかったら病休をもらった方がいいこと

です。

1年目に主任のクラスで、そして実際に学級崩壊を経験してみて、

本当に誰にでも起きうることなんだと実感しました。

大切なのは、学級崩壊が起きてからどうするのかです!

このことについては、また別記事で紹介します♪

病休後、私は復帰をして教員を続けています。

その理由は、取り返しがつかなくなるまで働かなかったことだと思っています。

もう一つは、転職サイトを見て調べた結果、

年収や福利厚生の面で、かなり教員は恵まれていることに気づいたからです。

担任として復帰ではなく、専科教員や非常勤としても教員の仕事はできます。

もう一度、チャレンジしてみよう!と思い、私は復帰しました。

同じ経験で苦しんでいる先生に、1人でも多く届けば嬉しいです!

最後まで、見てくださりありがとうございました。

ABOUT ME
のんびゅん
のんびゅん
18時に帰る小学校の先生
小学校の先生として働いています。
1年目の小学校の先生を助けたい!
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