【18時に帰る】 超時短!丸つけテクニック
小学校の先生って、丸つけ大変そう…
そうなんです!すごく大変なんです。
- 宿題プリント (漢字、計算、社会、理科など)
- テスト (国語、算数、理科、社会、保健、家庭科など)
- 漢字ドリル・漢字ノート(とめ、はね、はらい、字形のチェック)
- 自学ノート (コメント書きも必要)
など、毎日丸つけに追われています!
私自身、1年目は
「明日テスト返さないと!19時だけど、今からやるか〜」
「宿題プリント出したのは、いいけど大量の丸つけどうしよう…」
などすごく苦しめられていました!
毎日のように、丸つけ残業をしていると、先輩(年が近い)から
「丸つけって大変だよね!でも工夫すれば、すごく楽になるよ♪」
と声をかけてもらいました。
当時、勇気の出なかった私は、「どうすればいいのですか?」と聞けずがっかり。
丸つけ残業から脱却したかったので、その先輩を観察することに!
というわけで、
- 時間をかけずに丸つけをしたい!
- 丸つけ残業から解放されたい
という方に対して
現役小学校教員の私が、先輩から盗んだ丸つけテクニックを解説していきます!
丸つけって毎日することだから、テクニック次第で残業時間が
1時間以上減るかも!
小学校の先生が丸つけをするもの
前提として、小学校の先生が丸つけをしているものってどのくらいあるの?
と疑問をもったあなた!
ICT化が進んでいるとはいえ、丸つけしているものはたくさんあります!
列挙していくので、驚かないでくださいね。
・計算プリント(宿題、授業中の課題)
・計算ドリルノート
・テストについている計算プリント
・漢字ドリル(新出漢字の練習)
・漢字ノート(熟語、文章文題の練習)
・文章読解プリント(図書館が発行している)
・自学ノート(3年生以上で取り組まれている学校が多い)
・社会プリント(歴史、政治のことを簡単にまとめたもの)
・理科プリント(実験器具の名前を覚えるため)
・その他の教科プリント(家庭科、外国語科、保健など)
・各教科のテスト(国語、算数、社会、理科、家庭科、保健、外国語科など)
丸つけだけで、この仕事量!
どうでしょうか? 丸つけ残業が目に浮かびませんか?
たたみかけるようで申し訳ないのですが、
丸つけが必要なもの✖︎クラスの人数分
例えば、30人学級の場合、
1つの宿題プリント✖︎30回 丸つけをする必要があります!
金曜日に「2枚のプリント、漢字ドリル、自学ノート」の宿題を出すと、これだけで
4✖︎30=120回も丸つけをしなければならないんです。
正直、手がつりますし、眠ってしまうプリントも…
ある程度は、手を抜くことが肝心!
おすすめの赤ペンはこちら♪
超時短!丸つけテクニック5選
丸つけ残業なんて嫌だ!
同じ気持ちをもった人へ、丸つけテクニックを5つ紹介します。
これだけ実践すれば、丸つけ残業を脱却できるというものをピックアップしたので
ぜひ参考にしてみてください!
超時短!丸つけテクニックは、
- ① 丸だけする
- ② 子どもに丸つけをさせる
- ③ テスト中にテストの丸つけを終える
- ④ 全体で丸つけをする
- ⑤ プリントをファイルにとじてから提出させる
の5つです!それぞれ詳しく解説していきます!
①丸だけする
間違いや無記入には、✔︎や△をしないということです。
これだけで、1人あたり10秒は短縮できます。
30人学級の場合、10✖︎30=300秒(6分)の短縮になります。
かなり大きくないですか?
また、子どもたちにとってもメリットがあります!
①間違えたところが分かりやすい、見つけやすい
②心理的なダメージを感じにくい
①について
一つ一つに○、△、✔︎がしてあると、どこが間違いなのか分からなくなり、
プリント直しに対して、やる気を無くしてしまいます。
②について
正解しないと、親に怒られる子や
また✔︎ばっかりで私はできないんだ
と落ち込んでしまう子を減らすことができます。
先生にも子どもにもメリットがたくさんだね♪
② 子どもに丸つけをさせる
特に計算問題の丸つけに使えます!
○ 1人1枚答えを渡して丸つけをさせる
○ 教室の4ヶ所に答えを置いておき、全部解けた子から丸つけをさせる
など、先生の準備は答えを用意するだけ♪
私は、宿題でプリントを出す場合には、必ず答えを用意し、子どもに丸つけをさせます。
答えをそのまま写したかどうかは、テストを見れば分かります!
子どもにこのことを伝えておけば、ほとんどの子はきちんとやります。
宿題で答えを写さずにきちんと取り組めた!という自信がつくように
褒めることを決して忘れてはいけません♪
写して来た子には、個別に呼び出して理由を聞こう!
③ テスト中にテストの丸つけを終える
算数のテストをするとしましょう。
私は、開始から30分たったら前に出してもいいことにしています。
出した子は、黙って読書。
私は、出されたテストからどんどん丸つけをしていきます。
最後まで粘る子を除けば、テスト中にテストの丸つけを終えることは簡単です♪
これもまた、子どもたちにもメリットがあります。
それは、テストが早く帰ってくることです。
子どもって、テストの点数を気にします!
できている子はもちろん、できていない子も気になっているようで
「先生〜今日やったテストいつ返しますか?」と聞いてきます。
私は、テスト中に丸つけを終えたいので子どもにお願いしていることがあります。
それは、テストが終わったら静かにすること!
そして、静かに過ごせたら必ず褒めます!
「みんなのおかげで、丸つけが終わったわ!ありがとう」
子どもたちの協力って大きいな〜
④ 全体で丸つけをする
宿題や授業の始まりに取り組んだプリントについては、一斉に丸つけ!
私のやり方を紹介しますと、
日直の子が順番に答えを言っていく。子どもたちにも、私と同じように丸だけさせる。
誤答には、✔︎や△をせずに、正しい答えを赤鉛筆で書かせます。
丸つけが終わったら、間違えた問題を解き直したり、友達と教え合ったりして
前に出すようにしています!
出されたプリントには、ハンコしか押しません。
見るポイントは、たった2つだけ!
- 全て丸つけがしてあるか
- 誤答を正しく直しているか
1問ずつ解答を確かめることはしません、そこは、子どもたちを信頼しています。
「先生は、みんながきちんと直していることを信じているからね♪」
と伝えることで、子どもも嬉しい気持ちになりますよ〜
直しは大切なので、時間をしっかり取ろう〜
⑤ プリントをファイルにとじてから提出させる
私は、子どもたちにテストファイルとプリントファイルを渡しています。
用途としては、
テストファイル・・テストをとじる。保護者の確認ハンコあり
プリントファイル・・配られたプリントをとじる
です。ファイルを準備することで、
・テストがランドセルの奥でぐちゃぐちゃ
・引き出しの奥にたまる
・下にプリントが落ちている
なんてことがなくなります!
教室環境整理という観点でも効果的ですよ〜
テストファイルには、保護者の確認欄をつけています。
これは、子どものテストの点数を随時把握してもらうためです。
プリントファイルは毎日使います。
特に月曜日は、週末の宿題プリントをとじてから前に出すことは大切です♪
ファイルにとじてあることで、複数のプリントの確認の時間を短縮できます!
また、プリント回収、返却の手間が減るのでとてもおすすめです。
プリントファイルは、特に実践してほしい〜
おまけ:子どもたちの協力が必要不可欠♪
丸つけを素早く終えるためには、子どもたちの協力が必要不可欠です!
これまで紹介した5つのテクニックは、
子どもたちが言うことを聞かなかったり、
騒いだりしていると、成立しません!
なので、私は、1学期始めに子どもたちにこんなお願いをします♪
皆さんにお願いがあります。先生は、丸つけを早くしたいと思っています。
テストやプリント、ノートの丸つけなどです。
そのためには、みなさんの協力が必要です。
みんなが協力してくれると、
・早くテストを返すことができたり
・休み時間に先生と一緒に遊ぶことができたり
・余った時間でちょっとしたお楽しみができたり
とみなさんにもいいことがたくさんあります!
先生が、丸つけに対して「こうしてほしい!」と指示を出すので
協力してほしいと思います。よろしくお願いしますね♪
きちんと、学期始めに子どもたちに伝えることで、
何で先生の言う丸つけのやり方がいいのか分かってくれます!
そして、協力してくれたら必ず
「ありがとう。おかげで先生は助かったよ♪」と
伝えます。
子どもって優しいよ♪
まとめ:丸つけ残業脱出方法
現役小学校教員が実践している丸つけテクニックを紹介しました。
もう一度、振り返るとこんな感じ♪
- 丸だけする
- 子どもに丸つけをさせる
- テスト中にテストの丸つけを終える
- 全体で丸つけをする
- プリントをファイルにとじてから提出させる
- おまけ:子どもたちの協力が必要不可欠
「丸つけ残業です😂」みたいな人は、ぜひ実践してみてください!
どれも効果抜群のテクニックだと思って紹介しました。
どれから試そう〜と悩んだ方は、
ぜひ、❶の「丸だけする」からやってみてください!
行動あるのみ〜 がんばれっ!